無消毒種子

前回の日記に「ベビーリーフ・プラス」に使われている種は、ほとんどが輸入品です。 と、述べましたが、日本で育種された品種の種でさえ海外で生産されることも多いのです。
もやしの種は、緑豆(りょくとう)という豆を一般的に使いますが、国内で生産されるもやし用の豆のほぼ全量にあたる量が中国からの輸入なのです。国産野菜の根源(種子)はすでに海外に依存しているんですね。

海外から種子を輸入すると、必ず港や空港の植物防疫所で検疫を受けます。病害虫を日本国内に持ち込ませないためです。種子の場合、病原菌(植物のかかる病気)を持ち込む可能性がある種子は、あらかじめ消毒して輸入されます。この「消毒」という言葉は、多くの場合農薬を散布することを意味しています。

皆さんも家庭菜園用に種子を購入すると、袋に、消毒済み、とか、キャプタン処理済みなどという表示を目にすると思いますが、これは種子に農薬(殺菌剤)が散布してあります。という事なのです。

アグリハジメでは、種子の段階から農薬を使用しない栽培を目指しているため、まれに必要な種子が入手できなくなるという事態が起きます。種子の輸入会社は、植物防疫所の検疫でにひっかかることを嫌い、必然的に消毒済みの種子を優先的に扱うことになるのです。無消毒の種子の入手が不可能になると、新たに適切な品種の検索をしなければなりませんが、これは、無農薬栽培を続けるためには乗り越えなければならないハードルだと考えております。